第13回 「サーバント・リーダーシップ」!! Briller Academia

第13回 「サーバント・リーダーシップ」!!

8月に金井壽宏さんと資生堂の池田守男さんが書かれた「サーバント・リダシップ」を読んだ。組織はやはり信頼が一番の核になることを思い知らされた。 支配型リーダーシップの反対が、サーバントリーダーシップ。サーバントリーダーシップは、ロバート・グリーンリーフ(1904~1990)が1970年に提唱した「リーダーである人は、まず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」というリーダーシップ哲学。サーバントリーダーは、奉仕や支援を通じて、周囲から信頼を得て、主体的に協力してもらえる状況を作り出す。 またスピアーズのサーバントリーダーシップ属性として10個を挙げている。 傾聴 (Listening) 大事な人達の望むことを意図的に聞き出すことに強く関わる。同時に自分の内なる声にも耳を傾け、自分の存在意義をその両面から考えることができる。 共感 (Empathy) 傾聴するためには、相手の立場に立って、何をしてほしいかが共感的にわからなくてはならない。他の人々の気持ちを理解し、共感することができる。 癒し (Healing) 集団や組織を大変革し統合させる大きな力となるのは、人を癒すことを学習する事だ。欠けているもの、傷ついているところを見つけ、全体性(wholeness)を探し求める。 気づき (Awareness) 一般的に意識を高めることが大事だが、とくに自分への気づき(self-awareness)がサーバント・リーダーを強化する。自分と自部門を知ること。このことは、倫理観や価値観とも関わる。 説得 (Persuasion) 職位に付随する権限に依拠することなく、また、服従を強要することなく、他人の人々を説得できる。 概念化 (Conceptualization) 大きな夢を見る(dream great dreams)能力を育てたいと願う。日常の業務上の目標を超えて、自分の志向をストレッチして広げる。制度に対するビジョナリーな概念をもたらす。 先見力、予見力 (Foresight) 概念化の力と関わるが、今の状況がもたらす帰結をあらかじめ見ることができなくても、それを見定めようとする。それが見えたときに、はっきりと気づく。過去の教訓、現在の現実、将来のための決定のありそうな帰結を理解できる。 執事役 (Stewardship) エンパワーメントの著作でも有名なコンサルタントのピーター・ブロック(Peter Block)の著書の書名で知られているが、執事役とは、大切な物を任せても信頼できると思われるような人を指す。より大きな社会のために、制度を、その人になら信託できること。 人々の成長に関わる (Commitment to the Growth of people) 人々には、働き手としての目に見える貢献を超えて、その存在をそのものに内在的価値があると信じる。自分の制度の中のひとりひとりの、そしてみんなの成長に深くコミットできる。 コミュニティづくり (Building community) 歴史のなかで、地域のコミュニティから大規模な制度に活動母体が移ったのは最近のことだが、同じ制度の中で仕事をする(奉仕する)人たちの間に、コミュニティを創り出す。 逆ピラミッド型の組織は、本当に完成形になるだろうと本を読んで感じた。。こういう組織を目指さないと!! 戻る
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