第18回 「道徳経済合一説」!! Briller Academia

第18回 「道徳経済合一説」!!

コロナ禍の影響で中々勉強を行う時間がありませんでしたが、私は時間の合間でPHP研究所が出版している日本の企業家シリーズ 宮本又郎先生が書かれた「日本近代の扉を開いた財界リーダー 渋沢栄一」を読んだ。日本の企業家の最初も渋沢栄一、2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」でも渋沢栄一、2024年新紙幣も渋沢栄一だったので、なぜ今脚光を浴びているのかを知りたかったのです。無知はコスト、分からなければ分かるまで勉強したり、研究するしかありません。それを現在、未来にどう活かすか先人に学ぶためです。この本を読んで一番参考になったのが「道徳経済合一説」という指導理念である。ビーター・F・ドラッカーも渋沢に学び「渋沢は思想家としても行動家としても一流」と評しています。「経済」というものは、人々の生活を経済的に心配のないものにし、豊かにするもので、その結果として利益・富を得る。したがって、経済活動は賤しくないどころか道徳に適うものである。他方、ビジネスにおける「道徳」とは「嘘をつくべからず」と「自己利益を第一にするべからず」の2つからなるが、不誠実な商行為は行為者に一時的には利益をもたらしても、その取引は永続しない。利益を独占しては社会全体は富まない、他社の利益を尊重したり、利益を社会に還元することは経済に適うことである。渋沢は500社の会社設立に関わり現在も6割以上が存続しているという。コロナ禍において、政治のリーダー、医療のリーダーばかりでなく、それぞれ業界のリーダーももっと声を上げるべきである!! 戻る
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